FD活動への取組み

FD(ファカルティ・ディベロップメント)とは

FD(ファカルティ・ディベロップメント)とは「教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称」(文科省資料)であり、本学では、FD 委員会を設置し、FD 活動に取り組んでいます。具体的な活動としては、(1)学生による授業評価アンケート、(2)FD のための研修会の開催、(3)教員相互の授業参観・授業公開などが挙げられ、本学はこれらに真剣に取り組んでいます。

学生による授業評価アンケート

学期末に各授業について、学生からのアンケート調査を実施するもので、その内容は各授業担当に伝えられ、学生の率直な評価・意見を受け止めたうえで、各教員が授業内容・方法の改善に役立てることを目的にしています。また、学生から寄せられた評価・意見に対しては、各教員からのコメントが付され、その内容を全学生に公開しています。

令和4年度 授業評価アンケート結果

FD 研修

平成22年度から、教職協働の観点から「FD・SD 合同研修会」を毎年度実施しています。平成26年度からは、単独の「FD研修会」も毎年度実施しています。FD研修会では、アクティブ・ラーニングに関する講演や、授業評価アンケート結果に基づいた、授業内容や方法の工夫について教員間での討論などを行っています。

教員相互の授業参観・授業公開

平成24年度から、「授業公開(教員相互の授業参観)」を行っています。平成26年度後期からは、全専任教員に対して授業の公開及び参観を課しており、全学的な取組みとなりました。更に、平成28年度からは非常勤講師も可能な限り参加する体制としています。参加教員は授業参観報告書を提出しており、継続的な改善が行われています。活発な授業参観により、より良い授業の実施に繋がっています。

教科打合せ会

毎年新年度開始前の3 月に、非常勤講師及び新任教員も含めた全教員(助手も含む)を対象に「教科打合せ会」を実施しています。この打合せ会において、全教員への周知事項が徹底されている他、教員間でのグループ討議も行っています。討議で挙げられた課題は関連委員会にフィードバックすることで、改善に繋げています。

授業時間外学修状況調査

「授業時間外学修状況」を、授業評価アンケートや学修行動調査等を通じて確認しています。予習・復習を始めとした「主体的な学び」を学生に促し、単位の実質化に繋げています。

学生FD サミットへの参加

大学教育の改善について、全国の大学の学生、教員、職員の三者が一体となって取り組む学生主体のイベントである「学生FD サミット」に、本学学友会(学生主体の組織)が必要に応じて参加しています。

FD 活動報告書の作成

平成26 年度から、「FD 活動報告書」を毎年度作成し、学内教職員に公表されています。