食品学科 概要
研究・開発から流通・フードビジネスまで、「食品」の専門家を育成する学科です。
“食”の進化やグローバル化が進む一方で、安心・安全な食品や食と健康への関心がますます高まりをみせています。「食品学科」では、そうした日本の現代社会に対応するため、食と健康に関する諸問題を科学的見地から捉えられる人材と、フードサービスビジネスにおけるマネジメント能力や起業家精神を兼ね備えた人材を育成していきます。
Food Business Course
Food Seience Course
2009年度から食品学科が2つのコースを新設(2年進級時より)
フードサイエンスコース / フードビジネスコース
■フードサイエンスコース
食の安全を柱に食品の研究・開発、成分分析技術、加工や貯蔵、品質管理に至るまで、豊富な実験・実習で食品を科学し、食に関するモノづくりの技術が学べます。
■フードビジネスコース
企業経営やマーケティング、フードビジネス現場におけるコミュニケーション能力と食品の流通や情報収集能力といったフードサービスビジネス全般に関わる専門知識・技術が学べます。
こんなことが学べます!
※1:食品学科は食品衛生管理者養成施設(登録)として認可されています。
※2:日本食品保蔵科学会認定資格
※3:聖徳調理師専門学校(併設校)に入学することにより取得可能。
(フードビジネスコースの希望者のみ)
取得できる資格
○食品衛生管理者※1(任用資格)
○食品衛生監視員※1(任用資格)
○HACCP管理者資格※2
○フードスペシャリスト
○フードサイエンティスト
○調理師※3
学生の声
食品学科 4年
岩淵 由衣さん
岩手県立
盛岡第四高等学校 出身
東京聖栄大学は、「食」に関する知識・技術を様々な視点から学ぶ事が出来ます。食べる事は生きていくには必要不可欠です。「食」について多くの分野を学べる授業内容に惹かれて、食品学科に入学を決意しました。実験・実習の授業が豊富であることはもちろん、機器類が充実しているので、知識だけではなく、技術力も身につける事が出来ます。また、いろいろな角度から「食」について学ぶ事で、将来への視野を広げることが出来ました。卒業後は、食品開発に携わる職に就きたいと考えています。
食品学科 4年
鈴木 理沙さん
神奈川県立
追浜高等学校 出身
私は、料理をするのが大好きです。生きていく中で必要なものは食品であり、もっと詳しく学んでみたいという思いから食品学科に入学しました。東京聖栄大学は、少人数クラス制でグループ学習をする機会が多いので、実験・実習を通して仲間と考える楽しさがあり、技術力も身につきます。健康を維持する食べ物をきちんと選ぶ判断力、楽しい家庭の食卓における作法やマナー、正しい食習慣を受け継いでいくこと、私たちは毎日の生活の中で「食」と深く関わっていることに気づかされます。心と身体が喜ぶ本当のおいしさを追求し、世界の食料事情や環境にも目を向ける、それこそがこの学科の楽しさであり、学問への探求でもあります。4年間の学びを活かして、誰かを幸せにできる人になりたいです。
活躍のフィールド
食品や化学品の製造・流通、外食産業といった“食”ビジネス、そして公務員まで、活躍の場は幅広い。
最近、食品関連企業における新規食品開発や販売促進、外食産業のメニュー開発や店舗運営等、フード産業の先端ビジネスにおける“食”をトータルプロデュースできる人材へのニーズが高まっています。一方、輸入品を含め様々な食材が流通している中で、遺伝子組み換え食品や食品事故など、食の安全性への関心が高まっています。市場に流通する輸出入食品、食品の製造・加工、流通などのプロセスにおける安全性や衛生管理などを担う食品衛生監視員の業務への期待がますます膨らむ現代社会。公務員ガイダンスなど万全の体制でバックアップするのも食品学科の魅力の一つです。
特色
少人数制クラスとユニークな授業で個性と才能を伸ばす!
少人数制クラス単位の授業で、これからの“食品”の専門家に求められる知識と技術を、理論だけでなく、たくさんの実験・実習を通じて楽しく習得。一人ひとりの興味に応え、個性と才能、そして創造性を伸ばせるユニークな授業ばかりです。
食品技術の専門教育をさらに進化させた フードサイエンスコース
従来の専門科目に加えて、品質管理、食品表示と関連法規、食品包装、食品製造機械、食品開発実習などを設け、新規食品開発や素材の研究、食品検査業務といった食品産業界の就職への対応がさらに容易となります。
フードサービスビジネス分野を担う人材を育成する フードビジネスコース
マネジメント能力と起業家精神を育成
食の安心・安全、健康への関心が高まる中、フードサービスビジネスは、ますます成長が予測されています。このコースでは、新たに経営学、簿記・会計論、マーケティング論等を設け、マネジメント能力や起業家精神を育成。ホテルやレストラン等の外食・中食産業といったフードサービスビジネス業界の就職にも対応します。
国内外の研修で視野を拡げる!
食物自給率は低く、海外依存度も高い日本。一方で、世界中の食材を口にできる恵まれた環境にあるのも事実です。日本の“食”は、世界とつながっています。国内外の“食”に関わる研修において、農場・市場などで実際の食材に触れる体験を通して楽しみながら国内外の“食”事情を厳しい眼で見ていきます。
海外研修
海外の食品素材や食品加工の現状等を把握することを目的として、希望者に対して実施します。平成20年度は“食の宝庫”イタリアで、平成19年度は世界でも有数の農業生産国であり、食品加工も盛んなタイ、で実施しました。
実施日:平成21年2月10日~18日
研修場所:イタリア(ミラノ、アルテミーノ、ローマ)
研修内容:
ミラノでは大規模スーパーマーケットにて食品市場を調査、アルテミーノではトスカーナの伝統料理について研修を行いました。ローマではイタリアンレストランで本格ピッツァ作りの実習、またアグリツーリズモ(イタリアの農家訪問)を体験し、ぶどう畑や自家製ワインやビネガーの醸造所等での作業工程を視察しました。

フィールド研修
平成21年度のフィールド研修は、8月3日~5日にかけて長野県伊那地方で実施されました。信州農業公園でのアイスクリームづくり、蕎麦打ち体験、三和農園での野菜収穫体験、伊那食品工場見学などが行われました。

“食”を知り、技術を身につけ、管理できる食品技術者とフードビジネスで活躍できる人材を育成
食品学科は、食と健康、食料を取り巻く環境問題、加工・調理や成分分析の技術、フードサービスビジネスなど、“食”を総合的かつ多面的に捉えることができる全国でも数少ない学科です。学生一人ひとりが、目指す進路を探求できるようにするため、2年進級時にフードサイエンスコース、フードビジネスコースのいずれかに分かれることができます。
土壌試料からの有用微生物の分離培養
“食”に関するモノづくりの世界とその魅力
かつてないほど「食品」に対する関心が高い現代社会。健康や食品の安全性や機能性に対する意識は、私たち消費者の立場でも急速に高まっています。この学科で学ぶ魅力の−つは、“食”に関するモノづくりを基本として、食品の安全性・機能性に関する知識を培っていけることでしょう。ここで言う“モノづくり”とは、農産・水産・畜産といった食品の加工や貯蔵、醸造調味食品や微生物を利用した食品に関する知識や技術を指します。つまり、実際に調理(製菓・製パンを含む)・加工実習を体験することで基本的手法を習得でき、実際に販売されている食品の品質や安全性について判断できる「科学の眼」を養えるわけです。この学科で学ぶことになる皆さんにとって、食品の成分、食品の加工・貯蔵および食品衛生などを科学することや、食品の安全性・機能性、バイオテクノロジーなどに精通することで、その世界は大きな広がりを見せてくれるはずです。



食品衛生学
飲食に起因する衛生上の危害を未然に防止することは、健康の保持・増進にとって大変重要です。生物学的な因子(かび、酵母、細菌、寄生虫など)や化学物質(PCB、ダイオキシン、発ガン物質など)による健康被害を発生させないようにするため、食中毒の予防、食品の変質防止・保存方法、被害発生時の対処方法等の知識・技術を習得します。また、食のリスク要因(遺伝子組み換え食品、BSE、異物)、消毒、器具や容器の包装、食の安全性管理(HACCP準拠の衛生対策)などについても学んでいきます。
食品開発論
安心できる食品を高品質で消費者に提供するというのが、食品産業が発展していく一つの使命です。食生活の多様化、食事の簡便化に対応した新規の食品を開発することが重要です。食品開発における市場調査、商品コンセプト作り、コスト管理、加工技術、包装、品質および流通管理、宣伝販売促進、商品情報のフィードバックなど一連の流れを習得します。また、新規の加工食品(健康志向、良品志向、簡便志向)と消費者の選択、利用状況についても学びます。
食品開発研究室(井筒教授)紹介
食品学科2010年卒業
柳田 祐介さん
(株)タジマヤ 勤務
埼玉県立
入間向陽高等学校 出身
食品開発研究室には、食品の性質や状態を調べることの出来る機器、食品を開発する上で役立つ機器や資材がとても豊富にあり、それらを用いて私たち学生一人ひとりがより自由な発想で自分なりの食品の開発を行うことが出来ます。食品開発における科学的、技術的知識を学び、将来、その両面を活かした職種に就きたいと考えている人にとって、この研究室での経験は、とても貴重なものになります。