東京聖栄大学 教員 研究業績

氏名 正田 良介(ショウダ リョウスケ) 性別 男性
所属 管理栄養学科 職位 教授
学位 博士(医学) 東京大学 第13354号
博士論文 炎症施腸疾患動物モデルにおける経口的N-3系多価不飽和脂肪酸投与の治療効果の検討
学位論文要旨
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最終学歴 信州大学医学部医学科
資格 医師免許
日本医師会認定産業医
現在の研究テーマ ・炎症性腸疾患の治療
・下痢性疾患の病態生理・治療
科学研究費助成事業「審査区分表」における研究分野の区分
小区分コード 小区分名
53010 消化器内科学関連(炎症性腸疾患の治療)
53010 消化器内科学関連(下痢性疾患の病態生理・治療)
職歴
年月事項
昭和55年 6月~昭和57年 5月 国立病院医療センター(現国立国際医療研究センター病院)内科臨床研修医
昭和57年 6月~昭和60年 5月 国立病院医療センター(現国立国際医療研究センター病院)消化器科レジデント
昭和60年 6月~昭和62年 9月 国立病院医療センター(現国立国際医療研究センター病院)消化器科研修指導医
昭和62年 9月~平成元年12月 USDA Human Nutrition Research Center on Aging at Tufts University客員研究員
平成 2年 1月~平成 5年 9月 国立病院医療センター(現国立国際医療研究センター病院)国際医療協力部厚生技官(消化器科併任)
(平成3年3月~平成3年8月) International Centre for Diarrhoeal Disease Research, Bangladesh出張
平成 5年10月~平成14年 4月 国立国際医療センター(現国立国際医療研究センター病院)総合外来部第一総合外来医長(消化器科併任)
平成14年 5月~平成15年 3月 国立国際医療センター(現国立国際医療研究センター病院)総合外来部第一総合外来医長(教育部長併任)
平成15年 4月~平成22年 3月 国立国際医療センター(現国立国際医療研究センター病院)総合外来部長(教育部長併任、消化器科併任)
平成22年 4月~平成28年10月 独立行政法人国立病院機構東埼玉病院 副院長
平成28年11月

~令和3年3月31日

独立行政法人国立病院機構東埼玉病院 院長
令和 3年 4月 1日 独立行政法人国立病院機構東埼玉病院 名誉院長
令和 3年 4月 1日~現在 東京聖栄大学健康栄養学部管理栄養学科 教授
学会及び社会における活動
現在所属している学会 日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本医学教育学会、日本消化吸収学会(評議員)、日本炎症性腸疾患学会、日本プライマリケア連合会
平成20年 5月 医師国家試験委員(平成26年4月まで)
平成22年 5月 薬事・食品衛生審議会委員(平成31年1月まで)
平成22年 4月 独立行政法人医薬品医療機器総合機構専門委員(現在に至る)
平成29年 1月 埼玉県難病審査会委員、さいたま市難病審査会委員(令和3年3月31日まで)
平成29年 9月 埼玉県医療対策協議会在宅医療部会委員(令和4年3月まで)
平成12年 臨床栄養(医歯薬出版)編集委員(平成13年まで)
平成31年 3月 日本消化器内視鏡学会雑誌 和文誌査読委員(令和4年2月まで)
賞罰
平成17年5月 DDW poster of distibction
著書(平成9年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  最新内科学体系プログレス1 総合診療 共著 1998年2月25日 (株)中山書店 一般外来で遭遇する頻度の高い症状としての下痢と便秘に関して、その病態生理に基づいた診断と治療へのアプローチを概説している。また、専門医への転送のタイミングについても言及している。
Ⅲ.総合診療の診断と治療、2.頻度の高い症状の診断と治療、2-13.便通異常 a.下痢、b.便秘、p.224-235、福井次矢、岩崎榮、伴信太郎、正田良介(他44名)
  炎症性腸疾患のすべて 共著 2002年10月10日 (株)メジカルビュー社 炎症性腸疾患の定義にもかかわる歴史的な変遷について総説している。また、患者数の増加の意味を探り、次項の疫学につなげている。
炎症性腸疾患の歴史、p.4-7、高添正和、鈴木康夫、斉藤恵子、正田良介(他60名)
  実践 静脈栄養と経腸栄養『応用編』 共著 2002年2月28日 (株)エルゼビアジャパン 具体的な症例をあげて、糖尿病患者での静脈・経腸栄養の処方の計画の立て方を解説している。第4章病態別栄養管理のポイントⅣ糖尿病における処方設計、p.91-98、島田慈彦、標葉隆三郎、山東勤弥、正田良介(他35名)
  経腸栄養バイブル 共著 2007年2月22日 (株)日本医事新報社 第3章12.では、中性脂肪・脂肪酸の基本から、n-3系多価不飽和脂肪酸の生理機能(抗炎症作用、抗凝固作用)とMCTの生理学的特性を概説した。また、第6章3.では炎症性腸疾患全体の概説とクローン病での栄養療法について説明した。
第2章経腸栄養剤、12.注目されている栄養成分(3)n-3系多価不昭和脂肪酸とMCT、p.84-91、および第6章疾患における経腸栄養、3.炎症性腸疾患、p.193-202、丸山道生、雨海照祥、福島亮治、正田良介(他33名)
学術論文(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  食生活とQOL:医療の側から覗くとどう見えるのか 単著 2022年9月 日本食生活学会誌、Vol.33, No.2, p.61-67 健康維持や疾病治療のための栄養(エビデンス)と個人の豊かな食生活(ナラティブ)との関係について、医療者としてかかわってきた疾患などに基づいて、QOLの側面から食生活の専門家に問題提起をした。
口頭発表(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  食生活とQOL:医療の側から覗くとどう見えるのか 単著 2022年5月 第64回日本食生活学会大会主題講演 健康維持や疾病治療のための栄養(エビデンス)と個人の豊かな食生活(ナラティブ)との関係について、医療者としてかかわってきた疾患などに基づいて、QOLの側面から食生活の専門家に問題提起をした。
ポスター発表(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  Decreased intake of dietary fiber relates to the increased ncidence of Crohn's disease in Japan: rice ntake is a possible important dietary factor. 共著 2005年5月 the 106th annual meeting of the American Gastroenterology Association, Chicago 遺伝的に比較的均一で変化のない日本人において、1960年代以降にクローン病が急速に増加している。環境因子として、動物性脂肪・タンパク質の摂取増加が関与していると以前報告している。食物繊維の摂取減少、特に米からの繊維摂取の減少が、さらに強い相関をしていることを多変量解析で報告した。R Shoda、S Yamato、A Muraoka、K Matsueda
  Comparison of therapeutic efficacy of elemental and polymeric enteral nutrition in the patients woth quiescent Crohn's disease: a pilot cross-over trial. 共著 2007年5月 the 108th annual meeting of the American Gastroenterology Association, Washington DC クローン病の寛解維持のための経腸栄養法において、成分栄養剤(窒素源はアミノ酸、脂肪含有量0,17g/100kcal)と消化態栄養剤(窒素源はペプチド、脂肪含有量1.2g/100kcal)をクロスオーバーで投与した場合、消化態栄養剤で炎症反応(血清CRP値)がより高くなることを報告した。 両栄養剤はタンパク質を含有していないため、脂肪含有量がこの差に関係すると推測した。R Shoda、S Yamato
報告書(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  厚生労働省国際医療協力研究委託費 20指2援助成果を活用した海外拠点との効果的協力に関する研:海外拠点を活用した人材育成のあり方に関する研究 単著 2009年10月 国立国際医療センター国際医療協力局 ホーチミン市にあるベトナム保健省チョーライ病院において、日本で行われてきた臨床研修指導医講習会に基づいたワークショップを3日間かけて行い、日本国内での内容の約70-80%の内容を実施することができた。分担研究者報告書p.269-270
  厚生労働省国際医療協力研究委託費 20指2援助成果を活用した海外拠点との効果的協力に関する研:海外拠点を活用した人材育成のあり方に関する研究 単著 2010年7月 国立国際医療センター国際医療協力局 フエ市にあるベトナム保健省フエ中央病院において、日本で行われてきた臨床研修指導医講習会に基づいたワークショップを3日間かけて行った。日本人タスクフォースが使用するスライド等を改善したが、同病院では初めての試みであったため、プログラム作成までは至らなかった。分担研究者報告書p.138-140
講演・その他(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  消化器系難病と就労支援 単著 2019年10月 厚生労働省【難病患者の総合的支援体制に関する研究】班、医療機関における難病患者さんへの仕事と治療の両立支援研修会講演 神経系難病を中心とする患者さんの総合的支援体制に関する研究が主に行われている研究班ではあるが、就労という意味でその対極にある炎症性腸疾患患者さんの就労における問題点などを、疾患の特徴とともに説明をした。実際に現場対応にあたっている医療従事者・福祉関係者に、より幅広い難病の就労対策についての理解を進められるように講演を行った。
  独立行政法人国立病院機構東埼玉病院における難病患者の在宅医療支援の実際 単著 2020年1月 埼玉県東部保健医療圏難病対策地域協議会特別講演 分野別難病拠点病院(神経・筋疾患)であり、在宅医療・訪問看護も行っている公的病院の管理者として、実際にどの様に難病患者さんの診療にあったているかを保健所、医師会等の関係者である委員の皆さんに概説した。できるだけ、具体的な数字を示すようにした。
  プロフェッショナリズム 単著 2020年2月/3月 国立病院機構西埼玉中央病院および国立ハンセン療養所多磨全生園附属看護学校特別講義 医療専門職としての看護師が、どのようにプロフェッショナルとして仕事をし成長していくかについて、一緒に考えるための特別講義を行った。ヒントは与えるが、実際に学生自身がどのように考えるかを引き出すように、ミニワークショップ形式で短時間ながら工夫して講義を行っている。
  消化器疾患の基礎知識:①消化管疾患を理解するための解剖・生理、②肝・胆・膵疾患を理解するための解剖・生理、③高齢の消化器疾患患者へのアプローチ 単著 2020年11月 2020年度日本財団在宅看護センター起業家育成事業講義 訪問看護ステーションを起業する看護師に、疾患への対応を理解してもらうために消化器系の解剖・生理に関して講義を行った(新型コロナウイルス感染症にため、webとのハイブリッド講義)。可能な限り、在宅の現場で応用が可能となるように病態に基づく講義をした。また、実際に対応することが多い高齢者の主要疾患についても講義を行った。
  コロナ禍を契機としたACP推進の重要性について 単著 2021年1月 埼玉県在宅医療部会 新型コロナウイルス感染症流行以降の状況下での、advanced care plannninngの進め方の埼玉県の検討会議で、現状の問題点と課題について講演した。ACPはプロセスであり、単なるエンディングノートやましてやDNARの確認ではないことを強調した。
  プロフェッショナリズム 単著 2021年2月 国立病院機構西埼玉中央病院附属看護学校特別講義 医療専門職としての看護師が、どのようにプロフェッショナルとして仕事をし成長していくかについて、一緒に考えるための特別講義を行った。新型コロナウイルス感染症非常事態宣言下のため、対面で講義は行ったが、インタラクティブなパートは行えなかった。
  潰瘍性大腸炎~病気とうまく付き合っていくために患者さんに知ってもらいたいこと~ 単著 2021年9月 埼玉県難病相談支援センター患者向け医療講演会 潰瘍性大腸炎に罹患してまもない患者・家族に対して、疾患の理解やそれに基づいた日常生活での対応、医療の受け方などについて、事前アンケートに基づいて講演した(新型コロナウイルス感染症対応のため、web配信)。
  消化器難病等の理解 単著 2021年12月 2021年度日本難病看護協会認定看護師認定研修会 指定難病としての潰瘍性大腸炎とクローン病に関して、病因、病態、診断、合併症、治療について概説した。特に、難病として重要な予後や就労のこともに関しても時間を割いている。(今年度も新型コロナウイルス感染所のため、web配信)
  便秘症講座:「うんち」について科学的に真剣に考えてみる 単著 2022年6月 東京聖栄大学健康栄養学部公開講座 慢性便秘症の最近の薬物治療の発達とその前提となる生活習慣の改善について、一般市民向けの講演を行った。(葛飾区教育委員会と東京聖栄大学の共催による公開講座)
  がん予防の食事と生活 共著 2022年9月 令和4年度元気食堂推進事業オンライン講座 がん予防と関連する食生活に関して、医学的な基本的事項を講演した。実際の食事内容に関しては、共著の宮内先生が講演した。(公開講座後、動画をweb配信)

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