氏名 | 植芝 牧(ウエシバ マキ) | 性別 | 男性 | |
---|---|---|---|---|
所属 | 食品学科 | 職位 | 准教授 | |
学位 | 立教大学文学部英米文学科卒業 文学士 青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了 文学修士 |
|||
博士論文 | ||||
最終学歴 | 青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了 |
現在の研究テーマ | Hawthorne からMelvilleへの文学的遺産について |
---|
科学研究費助成事業「審査区分表」における研究分野の区分 | |
---|---|
小区分コード | 小区分名 |
02030 | 英文学および英語圏文学関連 |
02040 | ヨーロッパ文学関連 |
職歴 | |
---|---|
年月 | 事項 |
昭和61年 4月~昭和62年 6月 | ガルーダ・インドネシア航空(航空貨物課及びマーケティング課正社員) |
平成 4年 4月~平成11年 3月 | 拓殖大学政経学部非常勤講師(英語(1)、英語(2)担当) |
平成 7年 4月~平成11年 3月 | 和光大学経済学部非常勤講師(英語I、英語II担当) |
平成 7年 4月 | 青山学院大学法学部非常勤講師(「コミュニケーション&リーディングⅠA・B」、「イングリッシュエクスプレッションⅠA・B」 担当)現在に至る |
平成 9年 4月~平成11年 3月 | 拓殖短期大学非常勤講師(英語(1)、英語(2)担当) |
平成11年 4月~平成16年 3月 | 拓殖短期大学専任講師(英語(1)、英語(2)、一年ゼミナール担当) |
平成16年 4月~平成17年 3月 | 拓殖短期大学助教授(拓殖大学商学部:英語コミュニケーション(2)、総合英語(2)、留学生別科:日本事情、ホームルーム、拓殖短期大学:英会話担当) |
平成17年 4月~平成19年 3月 | 東京聖栄大学助教授 |
平成19年 4月~ | 東京聖栄大学准教授に職名変更 |
学会及び社会における活動 | |
---|---|
現在所属している学会 | 日本英文学会、日本アメリカ文学会、日本ナサニエル・ホーソーン協会、日本メルヴィル学会 |
学術論文(平成17年以降) | |||||
---|---|---|---|---|---|
著書、学術論文等の名称 | 単著 共著 の別 | 発行又は発表の 年月日 |
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 | 概要 | |
Trap of Semiology: A Caricature of Columbus in Melville's "The Encantadas" |
単著 | H17.07 | Melville Study Center, Japan Sky-Hawk No.21 |
H.メルヴィルの中篇小説「エンカンタダス」をとりあげ、主に第九スケッチのオバーラスの描写を、コロンブスの航海日誌を参照しつつ、両者の共通性について記号論的な議論を踏まえて議論した。 |
紀要(平成17年以降) | |||||
---|---|---|---|---|---|
著書、学術論文等の名称 | 単著 共著 の別 | 発行又は発表の 年月日 |
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 | 概要 | |
(解説)ホーソーンとメルヴィル作品のクェーカー的特性―「牧師の黒いヴェール」と『白鯨』における「真理」の直観 | 単著 | H.31.03 | 東京聖栄大学 紀要 第11号 | 19世紀のアメリカ文学界を代表する二人の作家、N.ホーソーンとH.メルヴィルについて、手紙のやり取りや交友関係に基づき、ホーソーンの短編小説「黒いヴェール」とメルヴィルの長編『白鯨』にクェーカー教徒的特徴が読み取れることを論じた。 |
口頭発表(平成17年以降) | |||||
---|---|---|---|---|---|
著書、学術論文等の名称 | 単著 共著 の別 | 発行又は発表の 年月日 |
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 | 概要 | |
HawthorneとMelville: 解けぬ呪縛 | シンポジウム4名 | H.21 | 日本ナサニエル・ホーソン協会/全国大会 | アメリカ19世紀を代表する作家、N.HawthorneとH.Melvilleの関係について、J.Bryantの論文集を中心に三篇の論文を採り上げ比較し、論じた。 | |
"The Ninister's Black Veil" 秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず | ワークショップ4名 | H27.5 | 日本ナサニエル・ホーソン協会/第34回全国大会 | アメリカの19世紀を代表する作家、N.HawthorneとH.Melvilleの作品を、Hawthorneの"Minister's Black Veil"とMelvilleのMoby-Dickに共通するクェーカー的特徴に注目して比較し、両者から読み取れる原罪意識の違いを議論した。 |
報告書(平成17年以降) | |||||
---|---|---|---|---|---|
著書、学術論文等の名称 | 単著 共著 の別 | 発行又は発表の 年月日 |
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 | 概要 | |
共同研究報告書「匠の調理技術が調理・加工食品の機能に及ぼす影響に関するフィージビリティスタディー」 | 共著 | R4.06 | 東京聖栄大学 | 食材が料理・加工食品に生まれ変わる変化を、多面的分野から科学的に解析し、食の匠の技による食材の変化を明らかにするとともに、その技を取り入れた加工技術の開発、その流通技術、そしてより美味しく食事を提供する技術等の高度化に資する知見を集積することを目的として、食品学科の構成員の多彩な専門分野から、これまでの研究の現状を調査した。 北村義明、荒木裕子、岡本直也、貝沼章子、片山佳子、谷本守正、福田亨、植芝牧、熊谷美智世、福留奈美、吉田光一、篠原優子、山本直子、折口いづみ |
講演・その他(平成17年以降) | |||||
---|---|---|---|---|---|
著書、学術論文等の名称 | 単著 共著 の別 | 発行又は発表の 年月日 |
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 | 概要 | |
John Bryant, Melville Unfolding: Sexuality, Politics and the Versions of Typee (書評) |
単著 | H22.09 | フォーラム(日本ナサニエル・ホーソーン協会) 15号57~62 (2010) Book Review |
1983年ニューヨーク州北部でハーマン・メルヴィル(1819~1891)のデビュー作『タイピー』の第12章から14章にかけての肉筆原稿が発見される。ジョン・ブライアントはこの手書きの原稿を精査することによって、メルヴィルの創作過程(単語選択の試行錯誤、書きかけて中断した文章の推敲跡など)を再現し、作品のモチーフ及び隠されたテーマを客観的に分析している。彼の議論の大枠は三つの章から成り、まず口頭で語り聞かせる物語から小説文体への転写"Transcription"、次に作品テーマのホモセクシャルから帝国主義批判への変遷を辿る"Transformation"、そしてマルケッサス諸島の原住民の言語からアメリカ英語への翻訳技巧"Translation"である。特に三番目の"Translation"はメルヴィルによる文章の推敲過程から、米文壇にデビューする新人作家の苦心をみごとに実証しており、これは肉筆原稿を手元に置いて分析できるアメリカの研究者ならではの強みである。 |