健康栄養学部概要

健康栄養学部の目的

本学の目的達成のために健康栄養学部を置く。

(学則 第4条より)

健康栄養学部について

東京聖栄大学健康栄養学部は、生活の質の向上と豊かな食生活を営むために必要な健康・栄養・食品に関する専門的な知識と技術を身につけ、社会に貢献できる人材を育成することを目的としています。

現在、食や健康の分野では多くの課題を抱えています。例えば、日本の37%という食料自給率の低さと食品ロスの問題です。国内生産量が少ないにも関わらず、食品ロスは依然として年間1人あたり50㎏の食品を廃棄しています。また、生活習慣病患者が多い一方で、高齢者や弱者を中心に低栄養状態の人が増えており、過剰栄養と栄養不足の問題が共存しています。こうした多くの課題を解決していくためには、専門的な知識と技術が必要であり、自ら主体的に取り組む姿勢が大切です。食品学科では食品の生産から加工、流通、消費システムと食品の機能や安全性を学び、食の専門家として社会で即戦力となるよう育成します。また、管理栄養学科では、一人ひとりの健康の保持増進、生活習慣病の予防、治療、低栄養の課題等に対して保健・医療・福祉・教育等さまざまな分野が連携して取り組む重要性を理解し、実習等を通して技術等を体得し、社会で貢献できる人材を育成します。大学に対する社会からの要請は時代とともに変化しており、その分野も多岐にわたり、高度化しています。本学部はそうした時代の変化に対応した最先端の知識や技術を学ぶことができます。ぜひ学ばれたことを活用し、各領域で活躍できる人材になってください。私たち教職員一同、全力で皆さんの夢と希望が達成できるようにサポートします。

健康栄養学部長 小林 陽子健康栄養学部長
小林 陽子

健康栄養学部 構成図

「健康栄養学部」は「管理栄養学科」と「食品学科」から構成されています。
各学科の内容は詳細ページからご覧下さい。

健康栄養学部フロー

食品学科 管理栄養学科

カリキュラムポリシー

本学の教育目標を達成するため、以下の方針に基づいて教育課程(カリキュラム)を編成しています。

健康栄養学部のカリキュラムポリシー(大学全体のカリキュラムポリシー)

※本学は健康栄養学部1学部の為、学部のカリキュラムポリシーを大学全体のカリキュラムポリシーとみなしています。

  • 合理的、目標追求的な共通教育科目の設定と運営
  • 専門科目との接続を重視した専門基礎科目の充実と効果的な配列
  • 専門科目間の関連がわかる効果的な配列
  • 実験・実習の充実と効果的な運営
  • 初年次教育(導入教育、リメディアル教育を含む)の充実

絶え間ないカリキュラムの検討と更新を行い、教員の授業の改善(FD)を進めて「わかる」→「出来る」→「やる気になる」→「更に高い目標に向かって努力する」学びのサイクルを実現します。

管理栄養学科のカリキュラムポリシー

  • 初年次教育科目 「管理栄養士の基礎演習」 から、 管理栄養士国家試験受験対応科目 「管理栄養士演習、健康・栄養総合演習概論、健康・栄養総合演習」 まで、 一貫して 「管理栄養士養成」 の目的を明確にする。
  • 初年次教育科目 「リテラシー(演習を含む)」 で 「大学での学修の進め方」 「学修の動機づけ」を学習・定着させた上で、 専門基礎科目・専門科目の関連を示して教育効果を高める。
  • 学修のレディネスを考慮して 「化学入門」 をおき、物質的な理解を深めるための 「化学」「有機化学」 を必修科目とする。 専門基礎科目の理解を進めつつ、 専門科目を相互に関連付けて学修の充実を図る。
  • 個々の学生が身につけた知識と技術・技能を、 「臨地実習」 で確認・発揮できるように専門基礎科目・専門科目を配列する。
  • 「臨地実習」 「総合演習」 を通して、 「管理栄養士国家資格を取得する」 「専門職として将来の生活を設計する」 動機付けを明確にするとともに、資格取得および実務能力向上に向けた学修を強化する。
  • 管理栄養士育成を目指した専門性の高い教育を行い、 社会に貢献できる心身のバランスのとれた人材を世に送り出す。そのために、 学生と教員が一体となった学習 「ゼミナール」を核とした指導を行い、主体的な学びや協働した学びを通してコミュニケーション能力や社会性を身につけさせ、 人間力の向上に努める。

食品学科のカリキュラムポリシー

  • 初年次教育科目から専門科目まで、一貫して「食の専門家(食品技術者)養成」の目的を明確にする。
  • 初年次教育科目に、幅広い一般教養、社会常識、国際感覚を身につけるための科目を配置する。
  • 学生のレディネス格差を考慮して、語学系基幹科目、化学系基幹科目をおき、共通科目、専門科目も体系的に学習できるように配置する。
  • フードサイエンスコースでは、食の安全を柱に食品の研究・開発、成分分析技術、加工や貯蔵、品質管理に至るまで、豊富な実験・実習で食品を科学し、食に関するモノづくりの技術を身につけるための科目を配置する。
  • フードビジネスコースでは、企業経営やマーケティング、フードビジネス現場におけるコミュニケーション能力と食品の流通や情報収集といったフードビジネス全般に関わる専門知識・技術を身につけるための科目を配置する。
  • 演習、実験、実習、卒業研究、卒業制作等を課すことにより、開発力および解決力のある人材の育成をおこなう。
  • 各種の資格取得および技術・技能ならびに実務能力向上を支援する科目を整備するとともに、「インターンシップ」を配置することにより実社会に適応できる人材の育成をおこなう。
  • ゼミナールでの学習により専門知識やコミュニケーション能力などを身につけた人材の育成をおこなう。

学びの領域 共通科目

学部基幹科目
食生活論 / 食と健康 / 食と環境
共通基礎科目
化学入門 / リテラシー(演習を含む)
人文科学
心理学 / 食文化史 / 文学 / 自己表現法
社会科学
日本国憲法 / 経済学 / 社会学 / 倫理学
自然科学
化学 / 化学実験 / 有機化学 / 生物学 / 統計学
情報分野
情報処理演習
保健体育分野
保健体育 / スポーツ栄養 / 体育実技 / スポーツ・リクリエーション
外国語分野
英語 /フランス語 / 中国語

※なお、管理栄養学科食品学科の専門科目は学科のページをご覧ください。

ディプロマポリシー

本学の教育目標を達成することが卒業時の到達目標(ディプロマポリシー)になります。

健康栄養学部のディプロマポリシー(大学全体のディプロマポリシー)

※本学は健康栄養学部1学部の為、学部のディプロマポリシーを大学全体のディプロマポリシーとみなしています。

  • 健康・栄養・食品に関する専門的知識と技術、技能を身につけている
  • 大学で学んだこと・身につけたことを実社会で形にして表現できる応用力としての技術と技能を身につけている
  • 実践して得られた結果を科学的(記録・予測・制御)に考察し、合理性をもって論文やレポートにまとめることができる

管理栄養学科ディプロマポリシー

  • 専門分野の知識を修得し、管理栄養士・栄養教諭として活躍できる能力を身につけている。
  • 専門分野での課題解決能力およびコミュニケ-ションスキルを身につけている。
  • 保健・医療や福祉・介護、教育など、専門性を発揮できる分野で、対象者のライフステージに応じた健康づくりの支援を可能とするチームワーク、リーダーシップ力を身につけている。
  • 地域社会に参画し、人々の生活の質(QOL)の向上に貢献できるための情報リテラシ-、数量的スキルを身につけている。

食品学科ディプロマポリシー

  • 食品技術者として食品産業界で活躍できる専門的知識と技術、技能を身につけている。
  • 食品の流通・消費や食文化の充実・発展に貢献できる専門的知識とコーディネート能力を身につけている。
  • 食品衛生管理業務に活かすことができる食の安全に関する専門的知識と技術、技能を身につけている。

取得可能な学位

管理栄養学科
学士(栄養学)
食品学科
学士(食品学)

IMAGE

取得可能な資格

管理栄養学科

栄養士
管理栄養士国家試験受験資格
栄養教諭(一種)

食品学科

食品衛生管理者
食品衛生監視員
フードスペシャリスト
フードサイエンティスト
フードコーディネーター
HACCP管理者
食品微生物検査技士
家庭料理技能検定
官能評価士