平成28年11月12日(土)~13日(日)の2日間にわたり東京聖栄大学で開催した大学祭『聖栄葛飾祭』に日本フードスペシャリスト協会の補助を受けて参画し、ポスター展示を行いました。
また、同日の平成28年11月12日(土)~13日(日)の2日間にわたり、東京都が開催した「第9回 東京都食育フェア」でも同様の企画を展示致しました。これらの実施記録を報告します。
概要
3・4年次生の学生が、東京都のご当地食材を選び、それについての研究内容や新しい加工食品および料理メニューを提案・試作し、その内容をポスターにまとめ展示しました。会場では学生が待機し、来場者の質問に対応しました。
I.ポスター展示
学生達からのポスター9枚が提案されました。それらは表1の通りです。
表1 展示したポスター
- 研究表題
- 研究室名
- ~江戸の食べ物~もんじゃ焼きの嗜好性について
- 食品学第2研究室
- 明日葉粉末を添加した食パンの作成
- 食品学第1研究室
- 人形焼について
- 食品衛生学研究室
- 自家製べったら漬けについて
- 微生物学研究室
- 多摩こんにゃく
- 英語第1研究室
- 豚肉とブロッコリーとサツマイモの粒マスタード和え
- 理化学研究室
- 小笠原のラム酒を使ったティラミス
- 食品加工学研究室
- 江戸甘みそについて
- 調理学第2研究室
- 小松菜について
- 調理学第2研究室
II.実施記録
東京都食育フェア
東京都食育フェアの主催者発表来場者数は昨年度より1万人程多く、3万人を超え盛況でした。東京都食育フェアでも『聖栄葛飾祭』と同様の展示を行いました。東京都のご当地食材を取り上げた理由や「江戸野菜」についても質問を受けました。また、パネル展示の内容についての質問以外に、東京聖栄大学についての質問、食の安全についての質問もありました。(下記写真参照)
『聖栄葛飾祭』
『聖栄葛飾祭』では、パネルの展示だけでなく、「食材クイズ」を実施し、似たような食品を並べ、その食品名を当ててもらうなど、少しでも食品に興味・関心を持ってもらうことをテーマに行いました。(下記写真参照)
III.総括
東京都のご当地食材・加工品を取り上げることで、東京周辺で伝統的に生産されてきた「江戸野菜」や東京の加工食品の生産者について知識を得ることができ、また、それらを利用した新規加工品や料理メニューの開発を卒業論文の一環として研究した学生もおり、苦労の成果として、種々の製品を完成しました。このようなトレーニングが食品開発やメニュー開発の勉強として役立つと共に、その研究が本人はもとより、後輩たちに引き継がれ継続していくように努めてまいります。