協働事業「日本の食品と食文化 ~どうなってる?~」

現代の日本の食品と食文化について食品に興味のある高校生や一般の方に分かりやすく解説する機会を、東京聖栄大学内において公開講座の開講及び『聖栄葛飾祭』(学園祭)でのポスター制作を通して広く伝えることを目的に実施いたしました。

Ⅰ. 夏の公開講座

高校生を対象とした公開講座を、平成29年8月29日(火)午前、午後の2部式で、下記要領で開催しました。

高校生向け配付資料

午前の部(写真参照)

タイトル:
食品開発 カレーを科学する~オリジナルカレー粉を作ろう~
内容:
誰もが食べるカレーに注目し、カレー粉が何から出来ているかを理解し、オリジナルのカレー粉作りにチャレンジした。様々なスパイスの役割を高校生たちも興味深く聞いていた。

午後の部(写真参照)

タイトル:
ミクロの世界
内容:
食品と微生物の関係を理解し、微生物を顕微鏡で観てその働きを理解した。

Ⅱ. 『聖栄葛飾祭』(学園祭)でのポスター展示

平成29年11月11日(土)~12日(日)の2日間にわたり東京聖栄大学で開催した大学祭『聖栄葛飾祭』に日本フードスペシャリスト協会の補助を受けて参画し、ポスター展示を行いました。

概要

来場者に食品と食文化について、理解と興味を深めてもらうことを目的とし、食品と食文化をテーマに、3・4年生の学生達がそれぞれテーマを考え作成したものをポスター形式で展示しました。

学生達からのポスター7枚が提案されました。それらは表1の通りです。

表1 展示したポスター

研究表題 研究室名

味噌の歴史と種類

微生物学研究室

珍味

食品生化学研究室

だしとは何?

食品学第2研究室

日本料理の意味

調理学第2研究室

たい焼き

食品衛生学研究室

正月のお餅

食品開発研究室

日本食の変遷

食品加工学研究室

『聖栄葛飾祭』では、パネルの展示だけでなく、「食材クイズ」を実施し、似たような食品を並べ、その食品名を当ててもらうなど、少しでも食品に興味・関心を持ってもらうことをテーマに行いました。(下記写真参照)

Ⅲ. 総括

現在の料理や食品のルーツ・歴史を調べたり作ったりすることで改めて食品の知識を得ることができた。

日本は独特の島国として特有の食文化を長い歴史が作ってきた又、世界でも有数の万国料理が食べられる国として発展している。今後も日本もしくは世界の料理、食品をしっかりと学び、後輩に伝えると共に、日本の食を支える人材として努めていきたい。